クリニックからのお知らせ

■前立腺がん
男性は50歳になったら必ず検査をやってください。
がん統計白書によると、10年後に多いがんの予測順には、
1位「肺がん」2位「胃がん」、3位「前立腺がん」となっています。
なかでも前立腺がんは2000年比の倍、総患者数は7万8千人にものぼると予測されています。
前立腺というのは男性にだけあり、精液の一部を作る臓器です。この前立腺にできるがんが前立腺がんと言い、
年をとる事によって多くなるがんの代表と言われています。
症状は、尿が出にくい、尿の回数が多い、排尿後の残尿感がある、夜間の多尿、尿意切迫、下腹部不快感などです。
検査の結果、前立腺がんと診断されても転移がない場合の症状は、
前立腺肥大とほとんどかわらないとか。がんの中では比較的おとなしい部類なのです。
ですから、早期発見などで見つかったがんを過剰に治療しなくても、放っておいても寿命に関係ない場合が多いそうです
そんな中、早期がんからおとなしいがんかどうかを見分け、治療を待機する
「PSA検査」というのが注目されています。


PSA検査
前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標。
値が血液1mlあたり4〜10ng/mlがグレーゾーンと言われており、
その場合には20〜30%にがんが発見されます。
PSA値が10ng/mlを超える場合には前立腺がんが強く疑われ、
さらには転移も疑われます。この検査は前立腺がん検査としては最も有効と考えられています。
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