クリニックからのお知らせ

■★線虫でがん診断?★
寄生虫のアニサキスなどで知られる線虫が、がんの患者の尿のにおいを好む
ことを発見したと、九州大などの研究チームが発表した。早期がんも含め、
95%の精度でがんの有無を判定できたという。実用化されれば、がん検診が
大幅に簡素化でき、数百円で受けられる可能性がある。生物実験で一般的に使われる
体長数ミリの線虫50〜100匹を実験皿の中央に置き、皿の隅に人の尿を数滴、
垂らす実験を242人分繰り返した。その結果、線虫は、がんがある24人の尿のうt
23人分(95・8%)に近寄り、健康な人の尿218人では207人分(95・0%)
で遠ざかった。がんは、胃がんや食道がん、前立腺がん、膵臓がんなど、様々だった。
遺伝子操作で一部の嗅覚を機能させなくした線虫は、がんがある人の尿に近寄らなかった
ため、においに反応しているらしい。
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