クリニックからのお知らせ

■★黄疸 血液や内臓の異常★
皮膚や粘膜が黄色く見えるのが黄疸(おうだん)だ。これは赤血球に含まれるヘモグロビン
という赤色のたんぱく質が、ビリルビンという黄色のたんぱく質に変化して起こる。
黄疸を起こす原因には、大きく分けて2種類ある。一つは溶血性貧血という病気によって
起こる。赤血球の崩壊が進み、ヘモグロビンが過剰に変化してビリルビンが増えた結果、
黄疸になる。血液検査をすると、間接型ビリルビン」の値が高いことから判断できる。
もう一つは、肝臓や胆のうの異常でビリルビンがうまく処理できないケースだ。
肝臓で処理した後の「直接型ビリルビン」が増える状況で、肝炎や肝硬変、肝がん、胆石症、
胆のう炎、膵臓(すいぞう)がんなどが原因になる。黄疸がみられる場合は黄疸そのものよりも、
なぜ黄疸が出ているのか、その原因を調べ、対処することが重要だ。とくに肝炎で黄疸のある
場合は、医師の指導を受けて適切な治療を受ける必要がある。
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