クリニックからのお知らせ

■★人間ドック活用のコツ★
定期的に受診することで毎年受診して結果を保存しておくとよい。
受診にはいくつかのコツがある。医師の指導がないと受診の効果が薄れてしまうので、
十分な説明が期待できる医療機関を選びたい。結果によって、「要再検査」
「要経過観察」などとされるが、総合的に判断した医師の診断に従おう。
もうひとつは、検査のためだけに節制しない。いつも通りの生活習慣の中で
検査を受けて、自分の状態を正しくとらえられるようにしよう。
最近、増えているのがオプション検査だ。家族にがんなどの病歴があったり、
飲酒や喫煙習慣があったりする人は、発症リスクが高くなる可能性があるため、
受診を考えてみるとよい。採血をしてさまざまながんのマーカー検査がある。
前立腺がんの「PSA」、膵臓(すいぞう)がんなどの「CA19−9」などが代表。
がんのマーカーの中にはがんでなくても数値が上がったり、がんでも低かったり
することがある。「要再検査」などの結果だったら、落ち込まず精密検査を受けよう。
女性は乳がんや子宮頸がん、卵巣がんの検査を考えよう。マンモグラフィーや
超音波検査、子宮頸部の細胞診などで調べる。家族が発症した人などは毎年の検査を
心がけよう。胃がんの原因のひとつであるピロリ菌検査。感染者は60代以上の人が
ほとんどのため、一度検査してウイルスがなければ安心だ。肝炎ウイルスは血液を経て
感染するので、医療従事者などを除いて何度もうける必要はない。脳卒中などの予防には
脳ドックを使う手もある。頸動脈の動脈硬化の超音波検査もセットで調べることが多く、
現状や今後の把握に役立つ。人間ドックはすべての病気を早期発見できるわけではない。
ただ、自分の体の状態を定期的に詳しく把握する機会は必要で、健康への投資として
活用するのは手だ。1年に1回健康について考える日を作ってほしい。
Topページに戻る