クリニックからのお知らせ

■★食あたり防ぐためには★
旬を迎えた初ガツオ、初夏にかけて出回るホタルイカやサヨリなど。新鮮な
魚介類を、生で味わうのは至上の喜びだ。だが、昼の気温が25度を超える日も
あれば、朝夕に冷え込むこともあるこの時期は体長を崩しやすく、食中毒など
胃腸トラブルを起こしやすい。食べた量やその時の体長などによって食中毒になる、
ならないの差が出る。腸などのバリアー機能が弱く、細菌などへの抵抗力が低い
高齢者や子供は特に注意が必要だ。最近は養殖技術や流通の改良で、安全性が高まり、
1年を通じて食べることができるようになった。それでも、特に二枚貝はしっかりと
加熱してから食べる。食中毒の原因は外食ばかりでも、食品ばかりではない。
家庭内でも調理機具や食器などに危険が潜むこともある。気をつけてほしいのは
家庭での衛生だ。忙しい朝、弁当用に作り置いた料理がまだ冷めないうちに詰め込むと
腐敗が起きやすくなる。一般的に卵や魚、肉類の調理は60度以上で過熱することが基本。
更に出来上がってから食べるまでに時間が空く場合は、急速に冷やすことも必要となる。
食中毒に関する最近の多くは30〜40度で増殖しやすいからだ。使い慣れた調理器具も
時にキッチン用漂白剤などを用いて洗浄をしておきたい。中でもまな板は包丁でついた
傷に汚れが残りやすい。調理台の前に立ったら、まずは手を良く洗うことを習慣に家庭の
安全衛生策をスタートさせたい。
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