クリニックからのお知らせ

■乳がん
乳がん
というと、ひと昔前は乳房を完全切除しなければならない、
女性にとって深刻な病気でした。今は温存療法や切除後の豊胸など、
さまざまな選択ができるようになりました。また、自己チェックに始まり、
マンモグラフティ、X線などの検査で早期発見、早期治療もできるようになりました。
しかし、これら医療の発展の裏には、乳がんにかかる女性が
急増していることを見逃してはなりません。その数は50年前の倍に増え、
いまや日本人女性がかかるがんのトップの座を占めています。
昔はホルモンのバランスが崩れる40代の以降に発症することが多かったものが、
最近30代にも広がりを見せています。
乳がんは10年、20年、30年たっても無罪放免はなく、
30歳のときに手術で切り取ったがんが70歳になってから再発したりします。
それと、普通のガンは転移のコースが決まっていないけれど、
乳がんだけはコースが決まっていて、腫瘍を取った後、乳房のまわりのリンパ線、
次に骨に転移します。ここまでは致命的にはならないが、
しかし、次に肺と肝臓に転移すると、これはもう致命的になります。
99%このコース以外にはいかなく、たいてい肝臓ガンで死にいたるけれど、
肺にきてしぶとくがんばると最後は脳に転移します。99%女性ですが時に男性もなります。
近年、増加傾向にあるのは終戦後、欧米の食生活になり始めてから、
生理が終わってしまった女性の乳がんがでてくるようになりました。
あと、最近日本で70、80歳のお年寄りの乳がん初発、再発も多くなりました。
治療法は、まずホルモン治療の話を最初にします、そのほか手術療法などが施行されます。
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