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■★韓国で広がるMERSとは?★
韓国で広がるMERS、Middle East Respiratory Syndrome の略で、中東呼吸症候群のこと。
2012年にサウジアラビアで確認された。ヒトコブラクダが感染源とみられている。
世界保健機関(WHO)によると、6日現在、中東や韓国、英国、米国、マレーシアなど計25カ国
で患者が1195人報告され、少なくとも448人が死亡している。原因となるウイルスは、風邪を
引き起こすコロナウイルスの新型で、感染から2〜14日後、発熱やせきなどの症状が出る。
高齢者や糖尿病などの持病がある人は、重病化して重い肺炎を起こしやすい。人から人への
感染の仕方は、はっきりしていない。患者のせきや、くしゃみのしぶきを吸い込むなどとして、
感染すると考えられている。発症を防ぐワクチンや、ウイルスに対する治療薬はなくて、症状を
和らげる治療しかできない。でも感染力はインフルエンザよりも弱い。手洗いやマスクが勧められて
いる。韓国政府は「感染は病院内に限られている」と説明している。現時点では街中を歩いている
だけで感染することは考えにくい。日本の厚生労働省は念のため、咳やくしゃみのある人の近くに
行かないよう呼びかけている。韓国や中東で、感染が疑われる人やラクダに接触していたり、
せきなどの自覚症状があったりしたら、入国の時に空港などの検疫所に申し出たほうがいい。
帰宅後に症状が出た場合は、近くの病院にいく前に、検疫所か保健所に相談することが大切だ。
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