クリニックからのお知らせ

■★高血圧は放置せず内科医へ★
血圧が高くなると、頭が痛い、疲れやすい、のぼせるなどの症状が出る。症状が
出なくても健康診断などで血圧を測定し、高めであれば、生活習慣を見直す方がよい。
高血圧症には、褐色細胞種、クッシング症候群、原発性アルドステロン症などの
疾患がもとで起こる二次性抗血圧症と、原因のはっきりしない本態性高血圧症がある。
頻度としては後者はが高いが、前者は手術などの適切な治療で治ることもある。
とくに若くして血圧が高い場合には、二次性高血圧症の可能性もあるので、循環器
内科専門医に相談していただきたい。本能性高血圧症では、塩分を控え、過労を避ける
ことがまず第一だ。肥満の人は、カロリー摂取を抑え、適度に運動して体重を
コントロールする。それでも下がらなければ、薬物療法が必要になる。いわゆる降圧薬には
カルシウム拮抗薬、アンジオテンシン?受容体拮抗薬、アンジオテンシン変換酸素阻害薬、
利尿薬、β遮断薬などがある。これらは効き方が違うので、使い分けられる。併用も可能だ。
降圧薬を飲み始めるとやめられないのが怖いといって嫌がる人もいる。しかし、高血圧を
放置しておく方がもっと危険だ。信頼のおける内科医に相談して、自分にあった治療を
受けるようにしていただきたい。

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