クリニックからのお知らせ

■★昼間の眠気★
昼間の会議中や運転中に、ついうとうととすることがある。
我慢できないほど強い場合は、病気やそのサインの可能性あり、注意が必要だ。
困っている人の大半は、10代の学生から働いている世代だという短時間の仮眠で
解消できる場合もあるが、仮眠が取りづらい日本の職場や学校の環境もある。
若い人なら毎日7時間程度寝ているかを確認する。平均ではなく、毎日どうかが
重要で、休日は平日より長く寝て取り戻す。という人は睡眠不足に気づいていないの
だという。必要な睡眠時間は遺伝などで決まる部分が大きく、極端に短くはできない。
毎日十分な時間眠れればほとんどの人で日中の眠気はなくなる。一方、睡眠時間は
足りているはずなのに、耐えられない眠気に教われる場合は要注意だ。
アトピー性皮膚炎やぜんそくなどの病気がないかを、受診者に聞く。かゆみや咳などで
本人が気づかないうちに眠りの質が悪くなっている場合があるためだ。薬を服用して
いるかどうかもポイント。抗アレルギー剤や咳止めなどは眠気が出ることがある。
逆に、眠気を妨げるような薬を服用していれば効き目が薄れた昼間に眠くなる場合がある。
大きないびきや時折呼吸が止まっていると、家族に指摘される場合では「睡眠時無呼吸
症候群」の可能性が高い。睡眠時間は長いようでほとんど眠れていない状態だ。
放置すると高血圧や心筋梗塞のリスクが高まるため、気道を広げる専門的な治療が必要に
なる。さらに、日中でも人と話す途中に寝てしまうほど、強い眠気に襲われる
「ナルコレプシー」という病気。また、どれだけ寝ても眠気が取れなかったり、目覚まし
時計をいくつかけても起きられなかったりする人には「突発性過眠症」という病気の
恐れもある。最終的に病気と診断されるまで相当の年月がかかるケースもある。
病気かもしれないと思ったときには、早めに専門医か、精神科に相談してほしい。
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