クリニックからのお知らせ

■★コーヒーや緑茶の健康効果★
コーヒーを1日にたくさん飲む人は、飲まない人に比べて心臓病や脳卒中などで
死亡するリスクが多く下がることがわかった。研究をしたのは国立がん研究センター
や東京大学などだ。コーヒーの愛飲者にとってはその結果、コーヒーを1日3〜4杯
飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて心疾患や脳卒中による死亡の危険性が4割
減った。肺炎などの呼吸器疾患も低かったという。緑茶でもほぼ同じ結果が出た。
今回の結果では、コーヒーではクロロゲン酸、緑茶ではカテキンといった含有成分が
有効に働いたのではとも推察できるが、含有成分が効いたかどうか、その点は
わからない。一般の人が疫学研究の結果を自己流に解釈して特定の成分だけをサプリ
メントなど、で摂取するのは危険と専門家は指摘する。飲みたい人は辞める必要は
ないし、飲めない人が無理に飲む必要はない。疫学は、自身の生活習慣の見直しの
参考になるだけではなく、次世代に残す共有財産にもなる。多くの一般の人の協力が
あって初めて成り立つ研究という側面も理解しておきたい。
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