クリニックからのお知らせ

■★自治体胃がん検診に内視鏡、厚労省が指定改定へ★
市区町村が行う胃がん検診で、バリウムをのむ従来のX線検査に加え、新たに
内視鏡検査が導入される見通しになった。厚生労働省の専門家検討会で29日、
了承された。今後、対象年齢や受ける間隔を決め、指針を改定する。早ければ
来春の検診から導入される。一部の自治体では独自の公的負担をして、鼻や口から
内視鏡を入れる内視鏡検査をすでに実施しているが、指針が改定されれば広がると
みられる。検討会では国立がん研究センターが4月に公表した胃がん検診の
ガイドラインで内視鏡検査を「推奨」としたことなどから、検診に取り入れる
科学的根拠があると判断された。がんセンターのガイドラインでは内視鏡検査の
対象年齢は50歳以上がのぞましく、受けれる間隔は「2〜3年とすることが可能」
としている。現在は、厚労省の指針で、40歳以上の住民を対象にX検査を年1回
行っている。X線検査は引き続き推奨するが、対象年齢と受診間隔が内視鏡検査と
はずれが生じる。全国的に自治体が導入するには、内視鏡の専門医の確保や検査施設
の整備のほか、財政的な負担への対応などの課題も残る。こうした点のの議論を続け、
8月をめどに報告書をまとめるという。
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