クリニックからのお知らせ

■水の味に影響する硬度 日本は軟水、欧州は硬水
水は、その硬度によって軟水と硬水に分けられます。
カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的多い水を硬水、少ないものを軟水と呼びます
火山大国の日本には火成岩の地層が、多く地下水はろ過されて地中に停滞する時間が短いので、
ミネラル分が水に溶け込む量が少なく、水道水も多くのミネラルウォーター類も軟水です。
一方、ヨーロッパ大陸や北米の地層は堆積岩のため地下に滞留する時間が長く、多くのミネラル分
が溶け出した硬水となっています。

軟水は、日本茶や紅茶に向いています、茶葉の種類によっては硬水が向いているものもあります。
コーヒーの場合は、苦味が好きな人なら硬水、酸味やまろやかさが好みの人には軟水を使うとよいでしょう。

だしをとるには軟水がすすめられます。また、軟水を使った煮物はやわらかく、ふっくらと仕上がります。
一方、欧米の肉中心の料理には硬水が適しています。肉の余分なたんぱく質にカルシウムや
マグネシウムが結びつき、灰汁や臭みを消してくれます、スープストックや、
じっくり煮込むシチューには硬水を用いるとよいのです。

パスタを硬水で茹でると、硬水に含まれるカルシウムがでんぷんと結合し、
コシの強さが出ます。いろいろな硬度のミネラルウォーターは料理のおいしさを広げてくれるかもしれません。


*軟水が適してる飲み物
日本茶・紅茶・ウィスキーの水割り

*軟水が適してる料理は
ふっくらとして粘りのあるご飯・昆布や鰹、干しシイタケなどの和風ダシ

*硬水が適してる飲み物は
ミルクティー・苦味が引き立つコーヒー

*硬水が適してる料理は
さppりとした固めのご飯・煮干しのダシ・パスタ・ビーフシチュー

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