クリニックからのお知らせ

■★コーヒー1日の目安★
全国の男女約9万人にコーヒーを一日どれくらい飲むか尋ね、経過を約19年間
追った。1日に3〜4杯飲む人はほとんど飲まない人に比べ、死亡リスクが24%
低かったという。コーヒーをよく飲む人は糖尿病と肝臓がんを発症しにくいことは
ほぼ確実といえる。コーヒーの飲む量が多い人ほど発症リスクが低い傾向にあると
報告されている。コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールが血糖値
を下げ、カフェインがエネルギーを熱で放出させて脂肪の蓄積を減らすためとみられる。
肝臓がんでも、よく飲む人はリスクが低かったと報告されている。大腸がんや子宮体がん
でも発症リスクが低いという研究があるが、まだ多くない。膀胱がんでは発症しやすい
という研究もある。膵臓がんやパーキンソン病などの研究もあるが、まだデータ不足と
いう。5杯以上でも結果に大きな差はない。飲み過ぎもよくないので、3〜4杯までが
よいのではないか。あくまで嗜好品。自分の気分で飲みたい人が飲めばよい。コーヒー
の飲み過ぎには気をつけないといけない人もいる。重い心臓病や腎不全、緑内障の患者
や緑内障の家族がいる場合などはリスクが高まる恐れがあるという。妊婦も注意が必要だ。
妊婦がコーヒーをまったく飲んではだめではないが、カフェインを含む他の
飲食物も加味し、1日に200〜300ミリグラムまでのカフェイン摂取を目安にして
ほしい。
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