クリニックからのお知らせ

■★機能性ディスペプシア★
胃もたれやみぞおちなどの痛みを感じて内視鏡検査をしても、異常が見つからない
患者が増えている。これは「機能性ディスペプシア」という病気の症状で、大きな病気
にはつながらないが、不快なことにはかわらない。自律神経系の病気の一種という。
胃にはたくさんの神経が張り巡らされおり、食事の後に胃を動かして消化した食物を
十二指腸にリズミカルに送り出す。ストレスなどのために一連の消化の動きが乱れ、
不調を訴える信号が脳に出続ける。これが機能性ディスペプシアだ。胃の知覚過敏が
不快感を助長することもある。治療にはPPIなど炎症を抑える薬ではなく、胃の運動
を促す薬や胃を膨らませる薬、さらに漢方薬も処方される。適度な運動で体調を整える
こともよい。機能性ディスペプシアの症状であっても、ピロリ菌がある場合、除菌すると
症状が改善するという報告もある。
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