クリニックからのお知らせ

■★太らないお酒の飲み方は!★
酒好きにとって非常に気になる酒と肥満の関係。どんな飲み方をすれば、健康的に
飲むことができるのだろうか。酒を純アルコールとして換算すると、約7割は代謝で
消費される。さらに同一カロリーを脂質や糖質でとった場合と比較すると、アルコール
自体には栄養素がないため、体重増加作用は少ないと考えらる。しかし、ビール、
日本酒、ワインなどの醸造酒には糖質・たんぱく質などが含まれている。これらを多量に
飲めば、摂取するカロリーも当然増えてしまう。醸造酒の場合、肥満を防ぐには、
純アルコールで20〜40グラムの範囲で抑えるのが理想。日本酒に換算すると約1合、
ビールなら中ジョッキ1杯、ワインなら2杯と3分の2杯となる。だが適量を守っても、
現実には太ってしまう方が多い。理由は酒と一緒につまみを食べ過ぎているからだ。
肥満を予防しながら、酒を楽しみたいのなら、夜に酒を飲むことを考慮した総合的な
カロリーコントロールをしてほしい。基本は1日3食。夜たくさんカロリーを取ることを
考え、朝と昼は軽めにするなどだ。食事を抜くと空腹時間が長くなり、夜の酒席でのどか
食い、早食いにつながる。特に遅い時間から始まる酒席は、どか食いしやすい。理想的な
つまみは、例えば枝豆、トマト、ワカメとキュウリの酢の物など、低カロリーの野菜や
海藻類、さらに湯豆腐、マグロ納豆、イカそうめんといった脂質が少なく、良質なたんぱく
質を多く含むメニュー、酒もきちんと選びたい。肥満を気にする人に向くのが本格焼酎。
本格焼酎は善玉コレステロールを増やす効果がある。善玉コレステロールは悪玉コレステ
ロールを血管壁でとらえて肝臓へ運び、心筋梗塞や動脈硬化のリスクを減らす。本格焼酎は
糖質もゼロで、ダイエット中の強い味方である。習慣にしたいのが毎朝、体重計に乗ること。
一定の基準を設け、設定の範囲を超えたら、2、3日は脂質、糖質は極力控え、野菜と
植物性たんぱく質が中心の食事を心がけて。体重増加に伴う尿酸値の悪化、中性脂肪の増加、
血糖値の上昇といった生活習慣病を避けるため、生涯にわたって酒を楽しみ続けるためにも、
日々の地道な努力は欠かせない。
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