クリニックからのお知らせ

■★たばこは万病のもと★
たばこは健康によくない、がんや糖尿病、精神疾患など様々な病気との関連性が、
最近の研究でより詳しく分かってきた。たばこの害を科学的に知っておくことも
有効だ。膀胱がんと、口や喉などの頭頸がんについて喫煙との関連性を確実と
指定された。肝臓がんはほぼ確実といわれている。この結果肺がんなども加えて
8種類のがんでリスクの上昇が確実となった。喫煙者が何らかのがんにかかるリスクは
非喫煙者の1・5〜1・6倍。がんだけではない。喫煙のほか「高血圧」「運動不足」
「塩分の過剰摂取」など、16の危険因子と日本人の死亡の関連を調べたところで、
喫煙が原因とみられる死亡者が最も多かった。糖尿病のリスクも高める。男性では、
喫煙と精神疾患による長期病休との関連が認められた。このほか認知症のリスクに
なるとの研究結果もある。驚いたのが、禁煙時の体重増加について調べた海外の研究
成果だ。禁煙後に増えた体重の4分の1は筋肉など脂肪以外の増加で、健康面でプラス
面もある。体重増加は禁煙を拒む理由の一つとされるが、プラスの効果が分かれば、
体重増加も前向きにとらえられるのでは。健康を意識して本数を減らしたり、ニコチン
やタールの少ないタバコを吸ったりしても、自分で考えるほどの効果は得られない。
たばこはゼロでなければいけない。
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